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東京都国分寺市のクリニック開業事情

東京でクリニック開業を検討する医師は、国分寺市のクリニック件数や特徴を知っておきましょう。特に国分寺市では駅に特殊なクリニックを開業した事例があります。

東京都国分寺市のクリニック件数と人口あたりの比較

東京都国分寺市におけるクリニックの数および人口10万人あたりで見た際のクリニック数は、以下のとおりです。(2021年11月時点のデータ)

国分寺市のクリニック数
引用元:公益社団法人日本医師会「地域医療情報システム」 https://jmap.jp/cities/detail/city/13214

内科診療所がもっとも多く、外科や小児科が続いています。10万人あたりの数値を東京全体と比較しても多くないため、東京の中においては比較的開業した際のライバルが少なくなる可能性が高いエリアです。

著しく東京全体よりも少ないのは皮膚科。外科や小児科も東京全体より少ないため、開業しても競合で悩むことはあまり多くないでしょう。

皮膚科外科小児科での開業を考えている方にとって、国分寺市は検討しておきたいエリアのひとつです。

反対に東京全体の10万人あたりの施設数よりも割合が多いのは眼科と精神科です。どちらかでの開業を考えているなら、国分寺市以外のエリアも視野に入れるか他の診療科目も含めて対応するなども検討しておきましょう。

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東京都国分寺市における特徴的なクリニック

国分寺市でクリニックの開業を検討する際に注目しておきたいのが、「スマート健康ステーション」。公共交通の企業であるJR東日本が2022年4月4日に、国分寺駅内に日本国内で初めて駅のホーム上に設置したクリニックです。

駅のホーム内にある入場者限定しか利用できないという点でも特殊ですが、さらに診察は対面に加えてオンライン診療ブースが設置されています。

もし実際のクリニック内が混んでいる場合にはオンライン診療ブースで診察を受ければ、別の連携クリニックが対応してくれるので、混んでいても待ちません。忙しい移動中の駅という立地にぴったりな設計です。

あくまで企業との連携によるクリニック開設ですが、国分寺市は新たなクリニックの形への取組みに対して、否定的ではない地域であることが分かります。

東京都国分寺市の人口推移予測

国分寺市の将来における人口推移がどのように予測されているかも、開業前に見ておきたいポイントです。

国分寺市の人口推移
引用元:国分寺市「国分寺市人口ビジョン」【pdf】 https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/021/958/jinkouvision2.pdf

2030年まで人口は増加していくものの、以降は減少していく予測です。

東京全体でも基本的にピーク後はゆるやかに減少していくため、大きな違いはありません。しかし東京の他地域と比較すると、国分寺市においてはピークを迎えるのが若干早いという予測です。

ただ全国では消滅可能性都市などが存在する地域もあると考えると、人口の減少は当面大きな懸念点といえません。

細かい地域や検討している診療科目によっても、予測できるクリニックの安定性は変わってきます。

クリニック開業で失敗したくないと考えている方は、コンサルタントや薬局など開設に詳しい企業へ相談してみましょう。

国分寺市でクリニックを開業するための準備

開業に必要な許認可と要件

 国分寺市でクリニックを開設するためには、「診療所開設許可」を事前に受ける必要があります。開設許可を希望する15日前(開庁日)までに、保健所へ「開設許可申請書」を提出してください。

許可取得後も、開設したら10日以内に「診療所開設届」を提出しなければなりません。忘れないように注意しましょう。

法人の場合、それぞれ必要な提出書類は以下にまとめました。

開設許可申請の提出書類

開設届の提出書類

※エックス線装置を備え付けた場合、別途エックス線装備付届を設置後10日以内に届け出ること

クリニックの開業までの流れ

 クリニックを開業するには、物件を探して内装工事をしたり、雇用の募集をしたりするほかにも、各方面へさまざまな書類提出が必要です。時間がかかるものもあるので、開業日から逆算して、余裕のあるスケジュールを組みましょう。

①診療圏の調査と物件の選定

 クリニックをどのエリアに開設するかは、開業後の営業にも大きく関わってきます。診療科目やクリニックの規模によっても最適なエリアは異なるため、診療圏の調査は欠かせません。

人口や競合数、立地、発展性において、特にクリニックの周囲500m以内は入念に調査しましょう。

調査に基づいて、最適な物件を探して契約します。内装工事は約2ヶ月かかりますので、契約は開業4ヶ月前までに行うのが目安です。

②内装工事

 物件を契約したら、設計業者に依頼して内装工事に取りかかります。申請に必要な図面も、業者にもらっておきましょう。

クリニックの規模によって工期も変わりますが、工事後の届出関連には約2ヶ月必要なので、内装工事も開業の2ヶ月前には終わるようにスケジュールを組みます。

③開設手続き(保健所)やその他の書類提出

 クリニック開設の15日前までに「開設許可申請書」を提出し、開設後10日以内に「開設届」を提出します。

前述の通り、さまざまな書類が必要なので早目に準備をして漏れがないようにしましょう。

保健所の立入検査が入る場合もあるので、一般的には内装工事が終わってから提出します。

ほかにも社会保険事務所、福祉事務所、労働基準監督署、地区医師会、都税事務所、税務署、ハローワーク、年金事務所、所轄消防署などに書類提出が必要になることがあります。

院長本人が記入から提出まで行う必要があるものが多いため、早目に手続きをしましょう。

④保険医療機関指定申請(厚生局)

 開設届の提出だけでは、自由診療しか行えません。保険診療を行うには、「保険医療機関指定申請」を厚生局にて行います。

注意点は、診療所としての開設届けが受理されてからでないと申請できないことです。さらに、申請できるのは月に1度、受理までに約1ヶ月かかりますので、開業に間に合うようスケジュールはしっかり確認してください。

 クリニック開業の費用相場

 東京でクリニック開業するには、約2,000〜3,000万円の費用がかかります。このうち内装工事は1,000〜2,500万円で、診療科目やクリニックの規模などによって変動します。

以下のページでは、クリニック開業の費用相場を詳しく紹介しています。気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

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