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東京で「美容外科」を開業する際のポイント

東京で美容外科の開業を検討している方に向けて、対応する範囲や開業に失敗しないための注意点、準備すべき設備や機器などをまとめました。

東京の美容外科が診療する範囲

美容外科は、人の美意識に基づいて、医学的に「正常」なところに処置を施す科目です。美容外科と似た診療に形成外科がありますが、形成外科はあくまでも体表面の「異常」な疾患を扱う分野。あざや傷、火傷など、病気やけがによる見た目を正常に回復するために、保険診療内で行う治療です。

美容外科や美容形成外科は、広く捉えると形成外科に含まれますが、基本的には正常な状態に施術を行うため、保険適用にはなりません。保険適用外の自費診療のみとなります。

美容外科の具体的な治療内容として、シミやソバカスなどを薄くする肌治療やシワやたるみなどを改善するための注入治療、まぶたを二重にする手術、目の下の「クマ」手術、脂肪吸引や豊胸などが挙げられます。

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美容外科の開業ポイント

東京は、言わずと知れた美容外科の激戦区です。開業を目指すなら、特に以下3つのポイントに気を付ける必要があります。

立地

美容外科は、Web広告による集患がメインとなる診療科目です。特に東京の美容外科へは、地方など遠方から来院する方も多いため、立地の良さは必須と言えます。駅から徒歩圏内でアクセスできるような場所を選びましょう。人の多い都心の主要ターミナル駅の周りほど集患に有利となります。

クリニックの印象にかかわるため、ビルやテナントはきれいな物件や高級感のある物件が選ばれる傾向にあります。ただし、その分他の診療科目よりも家賃などの不動産関連費が高くなります。

内装

美容外科について多くの人に知ってもらうには、女性、特に若い世代の女性に効率よくリーチできるかが肝心です。美意識が高く美容整形に積極的な女性の多くは、日常的にInstagramなどのSNSを利用しています。SNSで拡散されるようなデザイン性の高い内装や、キレイな印象の院内にしましょう。内装の様子は撮影し、拡散を意識してハッシュタグ付きで投稿するようにしてください。

採用

美容外科は、他の診療科に比べてスタッフの報酬が高めに設定されています。他の診療科と同じ水準の報酬だと、なかなか人材は集まらないのが実情のようです。美容外科の報酬は、やや高めにして募集をかけましょう。

また、美容施術を格安で受けられる社員割引制度などを福利厚生に設けると、他院との差別化となり効果的にアピールできます。

マーケティング

美容外科は、内科や外科などの一般的な保険診療の病院・クリニックのように、近いからという理由だけでは選ばれません。開業する先生の元々の知名度もありますが、積極的に広告やを打ち出しているかで集患できるかが変わってきます。

特にWeb広告は重要なマーケティング施策です。美容に興味がある人は、一度Web上で調べてクリニックの情報を比較してから来院する傾向にあります。チラシやポスティング、看板といったアナログ広告に頼るのではなく、Web広告に注力するようにしましょう。

美容外科の開業資金

美容外科の開業資金は、開業する立地やテナント費に加え、内装や家具などにも多額のコストがかかります。アクセスの良い場所で、かつきれいな建物を選び、内装にこだわれば、それだけ不動産関連費がかさむのは当然です。

そのため、一般的な診療科目よりも多額の資金がかかると考えておかなくてはなりません。東京都内での開業となると、損益分岐点までの運転資金も加えて約5,000万~1億円は必要となるでしょう。

東京で美容外科を開業する際の注意点とは

美容外科は、対応する美容施術によって必要な機器が異なります。また、一度に何人の患者を施術するかでも医療機器の導入数は違ってきます。大きな医療機器や複数の機器を導入する場合は搬入経路や耐荷重の確認が必要ですし、診察から施術、帰宅まで他の患者とすれちがわないなど、患者のプライバシーを考慮した導線設計も大切です。

さらに、ターミナル駅近くの物件は複数の業種が入り混じったテナントビルも多くあります。上の階や下の階などに飲食店が入っていると、騒音や匂いなどのトラブルも考えられるでしょう。自身の物件だけでなく、近隣テナントも事前にチェックして、物件は慎重に検討するようにしてください。

美容外科を東京で開業する際、必要な設備や機器とは?

美容外科の開業時に必要な設備や機器は、予算や対応する美容施術によって異なりますが、以下のような設備が一例として挙げられます。

また、複数の患者を同時に受け入れて対応する場合、施術室や回復室も複数必要になりますし、複数の予約を同時に受け付けるためにはWeb予約システムや電子カルテの導入も必須です。

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