東京でクリニックを開業するにあたり物件の種類は将来の運営に大きく影響します。費用だけではなく集患効果も変わってくるため、戸建てのクリニックを検討している方も他の種類を調べておくのがおすすめです。
マンションに併設している対応のクリニックを医療マンションと呼び、レジデンス併設型とも呼ばれます。
病床を必要としないながらも、部屋で生活する患者の診察ができるのが特徴で、患者との関係が長く続くのが特徴です。
マンションの居住者が訪れてくれるため、大きな広告宣伝をせずとも安定する可能性が高まります。
一般的な企業が入ったビルにテナントとして入るのが、医療オフィスと呼ばれるタイプのクリニックです。
主に会社員を中心とした患者がターゲットとなり、比較的土日は休院日に設定しやすい特徴があります。
会社員が多く訪れるため、企業に属する産業医の資格を保有する医師やこれからとりたいと考えている医師に向いている種類のクリニックです。
医療関係施設だけをテナントとする種類の物件は医療ビルと呼びます。
他の企業が含まれないため、クリニックにとって使いやすいレイアウトや設計となっているのが特徴です。
一般的な不動産ではほとんど扱っておらず、薬局や医療開業コンサルタントが情報をもっています。仲介業者は医療知識を豊富にもっており、開業のノウハウを学べるケースも珍しくありません。
医療施設が集まっているテナントを医療モールと呼びますが、狭い意味ではショッピングモールの一角にある医療施設が並ぶエリアを医療モールと指します。
ショッピングセンターが併設されていると周辺に住む方が買い物のついでに診察に訪れやすく、大きな広告宣伝をしなくても安定しやすい種類の物件です。
他の物件ほどメジャーではありませんが、徐々に増えつつあるのが戸館集合型の医療ビレッジ。
土地を広く使うため、東京においては比較的郊外に設置されやすいのが特徴です。
クリニックごとは戸建てのためレイアウトなどにもほとんど制限がありません。
戸建ての医療機関と医療モール型の長所を集めたような種類の施設です。
【東京でクリニック開業】
医療ビレッジ(戸建集合型)について詳しく見る
開業するための設計や医療機器購入がほとんど必要なくなるのが、継承や受継ぎでクリニックを始めるケースです。
患者も引き継げる点が大きなメリットとして挙げられます。
親族間同士の継承が一般的ではありますが、第三者の意思への受け渡しがないわけではありません。
M&Aをサポートする企業などに相談すると見つかる可能性があります。
引用元:なの花東日本公式HP(https://www.msnw-kaigyou.jp/)
引用元:PHCメディコム公式HP(https://www.phchd.com/jp/phcmn)
引用元:アプト公式HP(https://www.iinkaigyo-navi.net/)
【3社の選定理由】
2022年3月17日時点「クリニック開業 東京」「医院開業 東京」とGoogle検索して表示された59社の中から、本格的な診療圏調査を無料で提供している会社の内、3社を以下の理由により選出。
なの花東日本(メディカルシステムネットワークグループ)…該当企業の中で唯一、開業のコンサルティング費用が無料で、自社でテナント(医療ビル・モール等)を企画開発している。
PHCメディコム…該当企業の中で、医院継承に対応し、最も多くの医療ITシステムを開発している。
アプト…該当企業の中で、23区、23区外(諸島部除く)戸建て物件の紹介数が最も多く、不動産仲介業や建築工事業を行っているため、自由度の高い物件を見つけることができる。