クリニックの開業準備では、診療に直結する機器から待合の家具、事務用品や消耗品までを計画的に揃える必要があります。配送や設置の所要日数を見込み、発注時期を前倒しにし、当日の欠品を確実に避ける必要があるためです。本稿は、カテゴリ別に基本備品と用途、優先度や費用感を整理し、段取りの考え方からまとめています。
中型以上の医療機器は選定から納品まで時間がかかるため、超音波装置や心電計、オートクレーブなどは最優先で検討し、設置スペースや電源容量(搬入経路まで含む一般論)も同時に十分に確認します。費用は機能で大きく変わるため、見積比較やリース活用で初期負担を均し、保証やサポート体制を確認しつつ、電子カルテ連携などの要件を踏まえ基本装備の選択に着実に進みましょう。
診察台や心電計、超音波装置、AED、高圧蒸気滅菌器を中心に、診療に不可欠な機器を優先度と用途で整理し、内科は心電計を必須級とし超音波装置は必要に応じて導入します。費用感は診察台が十万円台、心電計が数十万円から、AEDは数十万円、滅菌器も数十万円、超音波装置は数百万円規模と幅があり、とくに納品に数ヶ月かかる場合もあるため、注意が必要です。
聴診器や血圧計、体温計(非接触型を含む)、パルスオキシメーターは日常診療で頻繁に使うため、信頼性を重視して適正台数を配置し、小児用カフなど付属品も必ず揃えます。眼底鏡や耳鏡、吸入器、身長計と体重計、打診槌なども必要に応じて整備し、比較的入手しやすい価格帯を踏まえて用途と頻度で優先度を決め、続けて受付とITの機器配置を検討しましょう。
受付ではPCと複合機、固定電話やFAX、会計機器を基本とし、番号表示や呼び出しベルを補助に用い、カードや電子マネー端末を備え、自動釣銭機やセルフレジの導入例も見られます。IT面は電子カルテとレセコン、資格確認端末、ルーターや無線LANなどを整えて起きましょう。連携可否とセキュリティを確認し、クラウド運用時は予備回線やUPSも準備しておくのがオススメです。
待合の椅子やソファ、診察室の机と椅子、収納棚や鍵付き書庫、空調や空気清浄機、受付カウンターや院内表示、医療用冷蔵庫をレイアウトに合わせ、動線を妨げず配備します。衛生管理はアルコールや手袋、マスク、清掃剤、廃棄物容器を切らさず補充し、清掃区分を分けて実施し、消耗品の在庫閾値を決め、最後に全体の進め方を確認しましょう。
備品リストの整備や管理は、スムーズな開業準備に役立ちます。また、特に中型機器やITは早期検討が大切です。在庫管理の仕組みづくりとリース活用が開業後の安定運営に寄与するため、丁寧に検討を進めていきましょう。
調達先の比較や保証内容の確認、定期発注ルールの設定、段階的導入の検討を重ね、スタッフ動線も含めて最適化を着実に図りましょう。
引用元:なの花東日本公式HP(https://www.msnw-kaigyou.jp/)
引用元:PHCメディコム公式HP(https://www.phchd.com/jp/phcmn)
引用元:アプト公式HP(https://www.iinkaigyo-navi.net/)
【3社の選定理由】
2022年3月17日時点「クリニック開業 東京」「医院開業 東京」とGoogle検索して表示された59社の中から、本格的な診療圏調査を無料で提供している会社の内、3社を以下の理由により選出。
なの花東日本(メディカルシステムネットワークグループ)…該当企業の中で唯一、開業のコンサルティング費用が無料で、自社でテナント(医療ビル・モール等)を企画開発している。
PHCメディコム…該当企業の中で、医院継承に対応し、最も多くの医療ITシステムを開発している。
アプト…該当企業の中で、23区、23区外(諸島部除く)戸建て物件の紹介数が最も多く、不動産仲介業や建築工事業を行っているため、自由度の高い物件を見つけることができる。