中央区にあるクリニックの件数について、種別ごとにまとめた表です。一般診療科を除くと、内科系の診療所が突出して多いことがわかります。その逆に、もっとも件数が少ないのは、耳鼻咽喉科系の診療所です。
また、人口10万人あたりのクリニック件数を種別ごとにみてみた場合も、一般診療所以外では、やはり内科系の診療所の件数の多さが目立ちます。ただし、東京都全体の平均と比べると、差がもっとも大きいのは精神科系の診療所です。内科系がおよそ9倍の件数であるのに対し、精神科系はおよそ16倍もの件数になっています。
一般診療所 | 503 | 内科系診療所 | 369 |
---|---|---|---|
外科系診療所 | 118 | 小児科系診療所 | 40 |
産婦人科系診療所 | 44 | 皮膚科系診療所 | 120 |
眼科系診療所 | 35 | 耳鼻咽喉科系診療所 | 30 |
精神科系診療所 | 111 | 病院 | 15 |
一般診療所 | 千代田区 | 754.35 |
---|---|---|
東京都 | 97.89 | |
内科系診療所 | 千代田区 | 553.39 |
東京都 | 62.57 | |
外科系診療所 | 千代田区 | 176.96 |
東京都 | 27.16 | |
小児科系診療所 | 千代田区 | 59.99 |
東京都 | 20.07 | |
産婦人科系診療所 | 千代田区 | 65.99 |
東京都 | 6.52 | |
皮膚科系診療所 | 千代田区 | 179.96 |
東京都 | 23.27 | |
眼科系診療所 | 千代田区 | 52.49 |
東京都 | 9.19 | |
耳鼻咽喉科系診療所 | 千代田区 | 44.99 |
東京都 | 6.49 | |
精神科系診療所 | 千代田区 | 166.47 |
東京都 | 10.39 | |
病院 | 千代田区 | 22.50 |
東京都 | 4.54 |
平成26年(2014年)・平成28年(2016年)・平成30年(2018年)・平成31年(2019年)における千代田区の人口推移は、次のとおりです。この期間において、総人口は増加を続けていますが、前年比あるいは一昨年比をみると、増加の割合は減少傾向を示しています。
平成26年 (2014年) |
総人口 | 54,160 |
---|---|---|
総人口の増減 (一昨年比) |
5,622 | |
平成28年 (2016年) |
総人口 | 58,576 |
総人口の増減 (一昨年比) |
4,416 | |
平成30年 (2018年) |
総人口 | 61,269 |
総人口の増減 (一昨年比) |
2,693 | |
平成31年 (2019年) |
総人口 | 63,635 |
総人口の増減 (前年比) |
2,366 |
次の書類が2部ずつ必要になります。
施設開業前に、それぞれ2部ずつ用意する必要があります。
物理的に進めていかなくてはならない作業もたくさんありますが、まずは、クリニックが掲げる経営理念や診療方針におけるコンセプトをしっかりと決めておくことが重要です。提供する医療の内容が、経営者側ではなく患者さんにとって納得できるものであることが、長期的な安定経営につながる大切な要素になるからです。
経営理念やコンセプトを踏まえて、物件の選定や内装工事、スタッフ採用などを進めていくようにしましょう。
一般の事業者の場合と比較すると、クリニック開業においては、事前に済ませておかなくてはならない準備が多いといえます。開業のために行う必要のある申請の種類も、多岐にわたります。しかも、行政などに提出する書類には、提出期限が設けられているので、あらかじめ綿密なスケジュールを立てておくことも欠かせません。
また、クリニックの内装工事については、開業予定の3ヵ月前には完了していることが望ましいです。そして、そこから開業までの3ヵ月間は、特に忙しくなります。さまざまな業務を同時並行して進めていかなくてはならないからです。
~1年前:コンセプトの決定/スケジュール作成
~半年前:事業計画の策定
~5カ月前:物件の選定
~4カ月前:資金調達
~3ヶ月前:内装工事
~1か月前:医療機器の選定および導入/従業員の採用および研修
~開業前後:税理士・公認会計士・社労士の選定/クリニック公式ホームページの作成/行政などへの届出
千代田区は人口が少ないので、人口10万人あたりのクリニック件数も東京都の平均よりも少ないです。そのため、開業したいと考えているクリニックへのニーズがあるかどうかを、特に綿密に事前リサーチしておくことが求められます。
不明点や不安要素が多いことが原因となり開業に踏み切れないでいる場合には、クリニックの開業をサポートする企業に相談してみることをおすすめします。取り扱う診療科目などについて、これまでのデータをベースとしたアドバイスをもらうことができます。
引用元:なの花東日本公式HP(https://www.msnw-kaigyou.jp/)
引用元:PHCメディコム公式HP(https://www.phchd.com/jp/phcmn)
引用元:アプト公式HP(https://www.iinkaigyo-navi.net/)
【3社の選定理由】
2022年3月17日時点「クリニック開業 東京」「医院開業 東京」とGoogle検索して表示された59社の中から、本格的な診療圏調査を無料で提供している会社の内、3社を以下の理由により選出。
なの花東日本(メディカルシステムネットワークグループ)…該当企業の中で唯一、開業のコンサルティング費用が無料で、自社でテナント(医療ビル・モール等)を企画開発している。
PHCメディコム…該当企業の中で、医院継承に対応し、最も多くの医療ITシステムを開発している。
アプト…該当企業の中で、23区、23区外(諸島部除く)戸建て物件の紹介数が最も多く、不動産仲介業や建築工事業を行っているため、自由度の高い物件を見つけることができる。